こいしのブログ

50代サラリーマンおじさんの人生振り返りと資格試験学習、法律、お金、不動産の話し

ファイナンシャルプランナー資格への挑戦

 

FP(ファイナンシャルプランナー)とは?

日本FP協会によると下記の通り定義されています。

 

FP(ファイナンシャル・プランナー)とは、人生を豊かにする、家計のホームドクター®です。

FPは、家計に関わる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を備え、一人ひとりの将来の夢がかなうように一緒に考え、サポートする専門家です。

(引用:日本FP協会 (jafp.or.jp)  )

 

私自身は専門家になって働くことは、この時点では全く意識していなかったのですが、10年前に親を突然亡くし(この時のショックと、相続関係、遺族関係については後述します)遺産整理と共に相続した投資資産の運用を始めたことをきっかけに、投資に関する書籍を20冊位読み込んで、基本知識とある程度の投資の経験ができた為、きちんと勉強してみたいと言う好奇心だけが理由でした。

 

そこで早速書店でFPに関する参考書を探して色々と調べてみると、下記のことが分かりました。ファイナンシャルプランナー資格は国家資格と民間資格が入り混じって割と複雑なんです。

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格についての全体像はこうなります。

 

 

次に試験についてですが、日本FP協会には下記の通り記載されています。

ファイナンシャル・プランニング技能検定(以下FP技能検定)は、厚生労働大臣より職業能力開発促進法第47条1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受けて日本FP協会が実施する国家検定です。

(中略)

学科試験と実技試験、両方に合格すると合格証書が発行され、等級ごとに「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗ることができます。

 

つまりファイナンシャルプランナーとは、れっきとした国家資格なんです。

 

次にそれぞれの試験についてです。

FP(ファイナンシャルプランナー)試験は、日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)という2つの団体で実施されています。

私は日本FP協会の試験を受験しましたが、どちらで受験しても難易度は同等レベルとのことです。

「受験資格」

  • 3級技能士:FP業務に従事している者、または従事している者(つまり誰でも)
  • 2級技能士:下記のうちいずれかに該当するもの
    • 3級FP技能検定の合格者
    • 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
    • FP業務に関し、2年以上の実務経験を有する者(銀行や証券会社で勤務している方等)
    • 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級合格者
  • 1級技能士:下記のうちいずれかに該当するもの
    • 2級FP技能検定合格者、または金融渉外技能審査2級合格者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
    • FP業務に関し、5年以上の実務経験を有する者
  • AFP:2級FP技能検定合格者で所定の認定研修を修了した者
  • CFP:下記の全てを満たすもの
    • AFP認定者でありCFP資格審査試験6科目に合格すること
    • CFPエントリー研修の受講・修了すること
    • 通算3年以上の実務経験があること

 

以上から分かる通り、金融機関に勤務していて実務経験がある場合を除いて、FP3級から受験するのが通常のルートです。独学の場合、別途認定研修を受ける等の例外はありますが、基本的にこのルートになるかと思います。

 

但し、日本FP協会が認定するAFP認定研修は、認定を受けた資格予備校や通信教育での学習をして、所定の課題を提出すれば研修を修了したことになります。

この場合、FP2級技能士試験を合格したのち、日本FP協会に登録すれば、AFP資格を手に入れることができるのです。

 

次にそれぞれの試験の難易度を見てみましょう。

まずはFP3級の合格率は下記の通りです。

FP試験は年に3回行われていますが、1月試験に絞って過去5年間の受験者数、合格者数、合格率を抽出してみました。

 

[引用]FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ | 日本FP協会 (jafp.or.jp)

[引用]試験結果 | 一般社団法人 金融財政事情研究会 (kinzai.or.jp)

 

学科試験と実技試験は同日に受験出来ますが、どちらか一方のみに合格した場合(多くは無いかと思いますが、どちらか一方のみ受験した場合)次の試験でもう一方の試験を受験できます。

その為、学科試験と実技試験の受験者数が異なっているのですね。

 

私が受験した2020年の2級合格率って62.6%

つまり半分以上が合格しているのです。

なんだか楽勝だなって思えてきませんか?笑

 

次に合格に必要な学習時間について調べました。

多くの資格予備校が学習時間の目安を掲載してくれていますが、概ね下記の様になっています。

3級:40~100時間程度

2級:150~300時間程度

つまり、平日朝早く起きるか、仕事が終わった後2時間位、週末一日だけ4時間位勉強すれば、週14時間取れますので、3級であれば最大でも1ヶ月半、2級であれば3ヶ月程度で合格できる計算です。

この時の私はコロナでリモートワークになり、通勤時間がなくなり、仕事も給料も3割カットされたいましたので、週休4日状態でした。

コロナで外出する機会もほとんどなかったので、勉強に全振りすれば、週に50時間位は勉強に充てられると考えました。

それであればファイナンシャルプランナーとして、きちんと仕事が出来る最低ラインの2級技能士とAFP取得を目指そうと、決意しました。

全くの皮算用でしたが、7月に受験を決意し、9月の試験までの1ヶ月半、週50時間で合計300時間あれば、合格できる!って考えたのです。

 

勉強方法はAFP資格を同時に取れる通信教育にしました。

これから受験を検討されていらっしゃる方はこちらのサイトが便利です。

 

FP3級合格に必要な勉強時間は?独学1ヶ月で合格するための勉強方法も紹介! | 資格Times (shikakutimes.jp)

FP2級の難易度は?合格率やおすすめの勉強方法を紹介! | 資格Times (shikakutimes.jp)

 

因みに全くの私見で恐縮ですが、FP2級レベルの試験であれば大手予備校の高額の講座は不要であると思います。一方で私は下記の理由で通信教育を選びました。

  1. AFP資格を同時に取得できる
  2. ある程度の受講費用を支払うことによって自分を追い込む
  3. 全く勉強してこなかった生活から勉強生活に変える為のペースメーカーになる
  4. 勉強していて疑問に思ったときにいつでも質問できる

 

特に4の質問できて、回答がすぐにもらえる点は、全ての資格試験の学習においてとても重要であると思います。なんの勉強でも疑問点は出てくるでしょうし、今の時代ネットで検索すればほとんど解決できます。

しかし疑問が出る度にネット検索して時間を浪費したり、ネットの情報は間違っていたり、最新の法改正に対応していなかったり、間違った情報を暗記してしまったら目も当てられません。

 

そこで私はご紹介する全ての資格試験において、通信教育か予備校を利用しました。ある程度(時には多額の)出費が伴いました。

しかし、全く後悔していません。

年利0.02%程度の銀行預金や日本国債、良くて5%のインデックス投資(しかもリスク有り)などと比較しても、数十万の資格講座(FPではそんなに高額ではありません)を購入することは、自己投資として価値があり、合格後の資格の活かし方によっては、最高の利回りを実現してくれます。

 

因みにFP講座は数万円の支出。

合格後すぐにAFP登録をしてすぐに回収済み。

これからの収入は全てインカムゲインです。

 

と言うことで、2020年7月、一念発起してFP2級試験の勉強を始めました。

 

と、この時点で、

やる気マックス!

人生変えるんだ!

俺にはできる!

と、勢いずいていました。

が、やっぱりそんなに甘くはありませんでした。。。

 

(続く)